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【スライド動画 ≪2016神戸の春アルバム≫

.新緑の但馬路 氷ノ山山系大屋加保坂・ハチ北の高層湿原に
氷河期の生き残りの水芭蕉を訪ねる  2016.4.20.
1605hachikita00.htm   2015.5.10.  by    Mutsu Nakanishi

新緑の但馬路春景色   山腹全体をキュャンパスに 新緑の中 ピンクの山桜・ミツバツツジが点在  山が萌え輝く 最も美しい輝きの一瞬
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 web pdf file: 新緑の但馬路 大屋加保坂・ハチ北の湿原に水芭蕉を訪ねる ≫ ..

新緑の但馬路 大屋加保坂・ハチ北の湿原に水芭蕉を訪ねる .    mp4動画再生中 8:06  54MB
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基本映像(推奨 640x480) 
再生しない時は  . こ こ  .をクリックください .  by Mutsu Nakanishi

 <参考地図> 
新緑の但馬 養父・ハチ北高原 ルートマップ
ハチ北高原 マップ
但馬 水芭蕉が咲く古生沼 google earthで
大屋加保坂峠湿原
ハチ北スキーゲレンデ脇 大沼・小沼湿原
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Photo :  新緑の但馬路 養父・ハチ北高原の春景色 山は萌え輝く美しい季節に  2016.4.20.

山はミツバつつじが満開
大屋加保坂峠のツツジとバック妙見山
ハチ北ゲレンデの水仙の中に立つ白樺
ックにはどっしりと妙見山
新緑をまとった一本桜 樽見の仙桜
がなくともその存在感と美しさは抜群
但馬路の山越でみた山里の景色
保坂峠から関宮への峠道で

新緑の但馬路春景色   山腹全体をキュャンパスに 新緑の中 ピンクの山桜・ミツバツツジが点在  山が萌え輝く 最も美しい輝きの一瞬


<新緑の但馬路 氷ノ山山系の山郷 養父・ハチ北に水芭蕉を訪ねる>  2016.4.20.
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 web pdf file:緑の但馬路 大屋加保坂・ハチ北の湿原に水芭蕉を訪ねる
芽吹きの中国山地 但馬路 山腹全体をキュャンパスに新緑の中 ピンクの山桜・ミツバツツジが点在
新緑の春景色 山が萌え輝く一瞬 ・ 林を彩るミツバツツジ
 養父市大屋 樽見 山腹から里を見下ろす新緑の一本桜 樽見の大桜「仙桜」
養父市大屋 佐保坂峠 西日本で唯一自生す加保坂峠湿原  南西限の水芭蕉
香美町ハチ北高原 水芭蕉の里   休耕田の水芭蕉 (ハチ北高原 休耕田栽培地)
香美町ハチ北高原 ハチ北ゲレンデ 小沼湿原の水芭蕉 (自然環境での水芭蕉観察栽培地)
香美町ハチ北高原 ハチ北ゲレンデ 丘を黄色に埋める水仙をバックに立つ白樺の木
但馬路の水芭蕉 但馬路で訪ねた水芭蕉2016

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兵庫北部 中国山地 生野峠を超えて兵庫県北西部の但馬氷ノ山山系の古生湿原に咲く
水芭蕉を訪れました。
呑気に自然の中に飛び込んでいる場合ではないのかもしれませんが、
桜が散って野山は芽吹き 一年で一番輝く季節に。

新聞に「ハチ北高原で、今年も水芭蕉が咲いている」との記事を見て、但馬路の芽吹きの山並みを思い浮かべ、無性に水芭蕉に出会いたくなって、5月19日に家内と二人 芽吹きの但馬のの山を眺めながら、西日本で唯一水芭蕉が咲く但馬 養父 大屋加保坂峠湿原やハチ北高原の湿原を訪ねました。

但馬で咲く水芭蕉は栽培しているものばかりと思い込んでいましたが、ぼんやりとは聞いたことがありましたが、氷ノ山山系の養父市加保坂峠湿原では氷河期から一万年藻の長きにわたり、水芭蕉にとっては温暖化・乾燥化 そして他の植物との競争を戦いながら、生き延びてきた水芭蕉が静かに咲いていて、思わずがんばれ!!と。
 

水芭蕉が咲く湿原ばかりでなく、久しぶりに眺めた中国山地 但馬の春。 
新緑の山並みは山腹全体をキュンパスにして 芽吹きの緑のグラデーションの中に 山桜やミツバツツジのピンクをちりばめ、
鳥たちのさえずりが聞こえる雑木林 そして人影のないスキーゲレンデの丘一面は紀伊明水仙のじゅうたんに。
山が萌え輝く最も素晴らしい時でした。

日本各地でも素晴らしい芽吹き・新緑の春景色がみられることだろうと思いつつ、
デジカメで但馬の春 山里の春景色を撮ってきました。   
元気が出る春の訪れ。 戸外に出て この一番の季節を。

         2016.4.26.     Mutsu Nakanishi

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◆ 南西限の地に自生する水芭蕉 -兵庫の最高峰 氷ノ山山系の山中 但馬の湿地に咲く氷河期の生き残り- ◆
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水芭蕉は初夏尾瀬の印象が強いが、春雪解けの湿原に咲く「春の花」 、
花言葉 「美しい思い出」 ・ 「変わらぬ美しさ」

南西限の水芭蕉が自生する大屋加保坂峠湿原
  左: 水芭蕉の咲くハチ北高原 大沼・小沼湿原  右上: おお沼 右下: 小沼    
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 南西限の水芭蕉 他の自生地と遠く隔絶された氷ノ山山系の山中 但馬の湿地に水芭蕉が自生するわけ ◆
加保坂湿原の管理をしている地元の管理員の人から この地の水芭蕉の貴重さや発見のいきさつに始まり、草に覆われているこの湿原の下には 古生代からの泥炭層があり、今も豊富な地下水が流れ、湿原を保っている。 
この地の土壌は ヒスイなどを出す蛇紋岩質のアルカリ性土壌で、植物が育ちにくく、耕作不適地であったことで、他の植物の侵入や耕地にならなかったなど荒らされず、今までずっと湿地が残ってきたことで、水芭蕉が生きながらえることができてきたと聞く。    
さらに いま直面している乾燥化や異種混入排除など この地の水芭蕉を守ってゆく上での厳しい現実などについても色々教えていただきました。  
水芭蕉の通常の自生地帯から大きく飛び離れた南西の地但馬に水芭蕉が存在できた理由について、養父市のホームページには次のように解説されている。
     氷ノ山は標高1510mある兵庫県の最高峰の山。 
日本海の厳しい寒気の影響をうける豪雪地帯にあり、西日本でも氷ノ山だけに、
氷河期の生き残りといわれる北方系の植物が幾つも生育している。
この加保坂峠の草に覆われている湿地の下には、分厚い泥炭層があり、
乾燥が始まっているとはいえ、今もこの泥炭層をを潤す水が流れている。
この加保坂湿原の土壌にふくまれる花粉分析調査が昭和46年に実施され、
深さ100cmの位置が、C14年代測定で今から8190年前を中心として±115年という
年代が出るとともに、この位置で、ミズバショウと考えられるサトイモ科の化石花粉
が全体の花粉の6%という高い数値で確認された。

この結果から この地が水芭蕉自生の自然環境を保持し、
また、水芭蕉は1万年前の氷河期から現在に至るまで、
生きのびてきた自生地の可能性が高いと判断された。

            養父市ホームページ 日本西南限のミズバショウ  解説より

氷ノ山の自然環境に恵まれ、 他の水芭蕉と隔絶された地で 1万年以上の長きにわたり、
命をつないできた但馬の水芭蕉はきわめて、貴重な存在といえる。
また、尾瀬や他の自生地の水芭蕉に比べ、その大きさが極めて小さいことや、色つやなどに その厳しい毛岸が垣間見え、
同じ兵庫に暮らすものとして 思わず 頑張れよと声をかけたくなった。
 
 カタクリとともに氷河期の生き残り 水芭蕉が兵庫に自生している。 何とはなしにうれしく、元気をもらう春の花になりました。

                 2016.34.20. 帰り道 生野峠を越えながら   Mutsu Nakanishi



◆ 山は今  満開のミツバツツジが芽吹いた林の中を彩る輝きの時 養父市加保坂で ◆  

   【 参考 】  ◆ 養父市ホームページ 日本西南限のミズバショウ   http://www.city.yabu.hyogo.jp/3456.htm

           ◆ 水芭蕉公園訪問解説資料  養父市
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<  もう一度Photoで見る 芽吹きを迎えた但馬の春景色2016  >
但馬養父市・香美町ハチ北の位置
 訪ねた但馬養父・ハチ北 ルート図
八鹿・氷ノ山ICから樽見の大桜「仙桜」へ
樽見から加保坂峠湿原→関宮経由ハチ北高原へ
「2016年春 但馬の春景色」 氷ノ山山系の山懐 養父市大屋 & 香美町ハチ北高原  2016.4.20.
芽吹きの但馬路 
播但有料道路朝来で
大屋樽見 
新緑の一本桜「仙桜」
 吹きの山を彩る満開のミツバツツジ 
加保坂
ゲレンデの丘の水仙畑と白樺 
ハチ北高原 
南西限の水芭蕉の自生地 
加保坂峠湿原
加保坂湿原の水芭蕉
春の訪れ 
但馬の湿地に咲く水芭蕉
ハチ北高原 
大沼・小沼湿原

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1605hachikita00.htm     2016.45.10  by Mutsu Nakanishi.