◆ 2016年 和鉄の道・Iron Road を眺めて ◆  
2016年1年間 ホームページ更新12回の自分勝手な勝手な掲載記事ににお付き合いいただき本当にありがとうございました。
掲載記事数は合計44件になりました。
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 和鉄の道・Iron Road  17件 風来坊・Country Walk 15件 四季折々・Monthlyの便りfrom Kobe 12件
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頭も回らず、文章も書けず挫折しかけながらの1年でしたが、色々教えていただきながら 続けることができました。 
一年のしめくくり「2016年 和鉄の道・Iron Road」を振り返って 眺めてみました。


  1. 和鉄の道・Iron Road  本年のトピックス
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  ◎ 愛媛大学東アジア古代鉄文化センター設立10年と「鉄の起源探求 & 鉄ユーラシア大陸東遷の道の解明」 
     日本の古代鉄研究のナショナルセンターの役割を担う数々の成果 でも道半ば 次のステップに期待大
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村上恭通教授を中心とする愛媛大学東アジア古代鉄文化センターが設立されて10年。
この12月「古代ユーラシアアイアンロードの探求」のシンポジュームが開催され、
この10年の成果と今後の進むべき課題が総括された。
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毎年解される研究成果報告を兼ねたシンポジュウムを聴講させてもらい、
その成果を取りまとめて、「和鉄の道」home pageにも紹介させてもらってきました。
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 愛媛大学東アジア古代鉄文化センター設立10周年記念シンポジュウム 2016.12.3.
「古代ユーラシアアイアンロードの探求」のシンポジューム
西アジアに起源を持ち、ユーラシア大陸を西から東へダイナミックに伝播した「鉄」。
そして日本古来のたたら製鉄技術がもたらされた。 
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村上恭通教授を中心とする愛媛大学東アジア古代鉄文化センターの古代鉄研究チームは、約10年に渡り、中国やモンゴル、
トルコ、ロシア・ ハカス共和国、カザフスタンなどのユーラシア大陸の諸国・日本の研究者をも巻き込んで、「鉄の起源並びに
時代を超えた製鉄技術伝播の道<メタルロード>解明の連携プロジェクト」を推進し、遺跡発掘調査研究・研究交流の実践研究
を通じ、数々の成果をあげ、 毎年 国際シンポジュウムを通じて成果報告が公開されてきた。
点から線そして面へとユーラシア諸国との研究連携ネットワークの拡大とともに、ユーラシア大陸の東西を結ぶメタル ロード
・鉄の道がベールを脱ぎつつある。
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これらの成果については その都度愛媛大学東アジア古代鉄文化センターの国際シンポジューム等を聴講させていただき、
本年の下記ホームページに成果概要を掲載させていただきました。素晴らしい成果にいつもワクワクの10年でした。
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 鉄の起源・伝播ユーラシア大陸各国研究連携ロジェクト
 「ユーラシア大陸を東西に結ぶ鉄の道 Metal Road 」成果報告会聴講まとめ 2016.1.7.
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  ◆ https://www.infokkkna.com/ironroad/2016htm/iron12/1601metalroad201500.htm
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上記の和鉄の道・Iron Roadの記事に詳細記録したので、参照されたし。
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さらに、並行して、古来からづっと継承されてきた「たたら製鉄」の製鉄技術の復元を中心に すでに断絶した世界の古来製鉄技術の復元にも取り組んで、数々の成果をあげ、研究ネットワーク並びにユーラシア・世界規模での共通土研究土壌が進みつつあると聞く。
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この10年 古代鉄鉄研究に果たした愛媛大学東アジア古代鉄文化センターの素晴らしい成果により、
ペールを脱ぎ始めた「鉄の起源探求・鉄ユーラシア大陸東遷の道」ではあるが、まだ道半ば。  
 ユーラシア大陸の西端から東遷してきたアイアンロードは 中国とどこでどう技術接触したのか?
 四川に多数発掘調査された塊錬鉄法の製鉄炉と黄河中原での巨大製鉄炉の関係もまだこれから。
 そして、この中国・東アジアで このIron Road がどう日本のたたら製鉄につながってゆくのか・・・・・
研究連携がさらに進まなければ解明できぬ課題ばかりであるり、今後 更なる10年の研究成果に大いに期待したい
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◎ 国内の製鉄関連遺跡探訪 
卑弥呼の時代から日本の国家形成のアプローチを解くカギになると注目される遺跡・遺物が関西で次々と出土し、大きな話題に。また、久しぶりに製鉄・鍛冶遺構の残る製鉄関連遺跡を幾つか訪ねることができました。
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国生み神話の淡路島で出土した松帆銅鐸は国譲り神話の出雲の銅鐸と兄弟銅鐸で、かつ入れ子の状態で埋納されていた。
さらに、淡路では弥生後期の国内最大級の鍛冶工房村五斗長垣内遺跡があり、日
本の国成立の過程を解き明かす重要な発見と大きな話題に。 
また、大陸や東国と畿内を結ぶ交通の要衝近江から、大型建物のすぐそばに多数の鍛冶工房が林立する卑弥呼の時代の大都市集落「稲部遺跡」が出土。卑弥呼の時代から初期大和政権への国家形成への関与を解く遺跡と話題になっている。

「沿岸の自然豊かな山が豊かな海を育てる」
ずっといわれてきたこのメカニズムの主役に「鉄」がかかわっていることが解き明かされ、
豊かな海回復の実践が日本各地で進められている。
また、地球温暖化による激変する環境変化の軽減にも「豊かな海を育てる鉄」を使って、海へのCO2 吸収の研究も進んでいる。地球規模で取り組む新しい鉄の姿を知ったのもうれしい。

この1年色々思いを巡らしながらの「和鉄の道」。うれしい数々の鉄との出会いだったと。
お暇な時にでも 下記から本年の掲載記事ご覧ください。
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 ◎ 本年の和鉄の道 掲載記事リンクリスト https://www.infokkkna.com/ironroad/iron16list.htm



2. 風来坊・Country Walk 本年のトピックス

本年も私の住む神戸を中心とした近郊の里を例年季節折々訪ねる花便り・近郊ハイクの楽しみが中心。 それをスライド動画にしてBGM
を楽しむスタイルが定番化してしまいました。
   春 梅・カタクリに始まり、菜の花・桜 そして石楠花・バラへ 夏はクリンソウ・アジサイ・ひまわりそして 京朝顔 
   六甲の高山植物園・京都府立植物園のバオバブを訪ねるのも定番に。 
   秋は黄金色Country Walkに輝く播磨の田園とヒガンバナから紅葉へ。 
ほとんどが、デジカメ片手の原チャリで田園地帯・里山の集落を駆け抜ける訪ねないと落ち着かない胸ワクワクのCountry Walk。
また、相変わらず、運動不足解消の西六甲須磨アルプス周辺ハイクにも励んでいます。
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毎年同じような景色ばかりですが、自分的には季節を楽しむうれしいWalking。新しい情報が提供できずでごめんなさい。
そんな中で、私にとっては新しいCountry Walkのコースが付け加わりました。
   4月の但馬大屋加保坂・ハチ北の高層湿原に咲く氷河期の生き残りの水芭蕉 
   9月の念願の京都東山三十六峰越 & 山科側西野山・稲荷山の古道参詣道
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  ◎ 本年の風来坊 掲載記事リンクリスト https://www.infokkkna.com/ironroad/walk16list.htm



3. 四季折々・Monthlyの便りfrom Kobe  本年のトピックス
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ホームページ更新時 ホームページ更新の紹介とともに、頭にあることや情報を記憶にとどめておくため、私のメモ代わりに
掲載してきましたが、何か年とともに時代の流れから取り残されている疎外感・・・・・・・  でも 愚痴はいうまいと。
頭にあるのは「平和」・「穏やかな暮らし」のこと毎度 同じことの繰り返しばかりだったかも。
この厳しい時代 日本はどこへ向かうのか? 激変するこの時代を時代を生き抜く知恵の模索。
そんな中で はっと気が付いた「縄文の心」 過酷な時代に一万年の長きにわたり、平和な持続社会を築き上げた日本の縄文人
「おもてなし」がビジネス用語としてとらえられる薄っぺらな情報社会からの脱却に一度 耳を傾けてほしいと。
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  ◎ 本年の四季折々・Monthlyの便りfrom Kobe 掲載記事リンクリスト 
    https://www.infokkkna.com/ironroad/mutsu16list.htm

 今年1年 独りよがりの勝手なページにお付き合いいただき本当にありがとうございました。
 私にとっては 多くの方とつながり、 どこかでなにかのおやくにたてばと・・・・・・
 私のライフワークになった和鉄の道 好奇心いっぱいで 興味津々 今後の展開を眺めています。
 頭も回らず、更新もだんだんままならぬようになってきましたが、引き続きよろしくお願いします。
  
   まだまだ元気 好奇心はある 仲間が頼りですが、
  元気に「前向いて」 今できることを精一杯 

 今年一年 和鉄の道・Iron Road を振り返りつつ   2016.12.10.  
           Mutsu Nakanishi  from  Kobe

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