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鍛冶神大己貴命の伝説の地「神出」渡来鍛冶技能集団の進出地の伝承も
その東西に秀麗な姿を見せる神奈備山 雌岡山・雄岡山Walk 1104kande20.htm

2. 鍛冶神 大己貴命の伝説の地「神出」の信仰の山 雌岡山・雄岡山 Walk 2011.3.11.
              摂津/播州国境 須磨旗振山から眺めた 神出 雌岡山・雄岡山   2011.3.23.
1. 整備された神出参道は「赤土」がむきだしに 古代鉄鍛冶集団がこの地にいた痕跡か.
2. 神出神社からの明石平野展望と北側山腹にある伝説の姫石・裸石神社
3. 雄岡山を見晴らす雌岡山 東山腹に広がる満開の梅林
4. 金棒池から雄岡山頂上へ
5. 岡山・雌岡山walkの打ち上げに 二つの山が両方並ぶ姿をとらえる
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3月11日 暖かい午後まだカタクリの花は咲いていないが、雌岡山の自生地をと雌岡山・雄岡山の登り口を確認しようと出かける。
明石から北へまっすぐ三木へ伸びる国道275号線の傍で何度も通ったところであるが、いつでも行けると登ったことはない。 
神戸の市街地の北側 西神戸の丘陵地の新しく開かれた住宅地を縫って西へ走るバイパスを約20分ほど原付で走って、国道175号線とぶつかったところが神出集落。
いつも見慣れた景色で、気にもとめていませんでしたが、古代からの信仰の山・神奈備山と知って 改めて 雌岡山・雄岡山がほぼ同じ高さ・形で二つ並んでなだらかな裾野を左右に広げているのを見ると本当に神々しく見えてくる。 
この優美な姿は海岸沿いの須磨・明石からも見え、西からの播磨/摂津国境越えの目印にもなっていたに違いない。
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「この雌岡山山腹にカタクリの花の自生地がある」と知って調らべていて、この地が古代製鉄関連地の可能性があると知って、その痕跡も是非探してみたいと。「神出」が古代から開けた地であることはよく知っていましたが、その伝説が鍛冶神オオナムチ・スサノウの出雲の神と関連していることを知ったのは最近。
雌岡山・雄岡山のすぐ東 丘陵地の間を明石川が流れ下る平地が渡来の鍛冶集団忍海氏の進出地。この神出のすぐ北隣は「金物の街・三木」である。
「この雌岡山・雄岡山の山麓は古代の産鉄・鍛冶集団にとって魅力ある土地であったに違いない。 
カタクリは氷河期の生き残りであり、北播磨の和鉄関連地 佐用・三日月にもカタクリの花が毎年春を告げる。
この雌岡山のカタクリも そんな産鉄地の痕跡かもしれない。山にはまだ産鉄地の痕跡があるに違いないと。
西神戸ニュータウンを抜けて丘陵地を西へ続くバイパスが丘陵地を抜けたところで、明石から北へ登ってきた国道175号線とぶつかる。眼前には播磨平野の東の端 広々と明石平野の田園地が広がっている。 
この田井南の十字路を北に曲がったところが「神出」の集落。国道の西側には広々と田園地 東側には雌岡山から雄岡山の丘陵地が続き、この山裾を取り囲む形で「神出」の集落がある。
「京都に田舎あり」というが、「神戸にも 田舎あり」といった田園地帯の小さな集落で、この集落の中を福知山へ向かって縦に兵庫県を貫く大動脈国道175号線が走り抜ける。(瀬戸内と日本海を結ぶ日本で一番低い分水嶺氷上回廊を結ぶ道である。)
田井南交差点から北へ 道に沿って両側に神出の街が広がり、右手に雌岡山がまじかに見える。
間もなく雌岡山の山裾がすぐそばになって、老ノ口の信号。
この辺りが、神出集落の中心地で、右へ雌岡山の南山裾の高台を東の雄岡山から押部谷へつながるかつての幹道が伸びている。
もっと狭い道と思っていましたが、舗装道路のいい道が整備されていて、雌岡山・雄岡山へはこの道を行く。 
また この辺りから北側一帯が国道175号線の改良工事で出土した神出古窯群の遺跡が点在する場所である。
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国道175号田井南交差点(東より)
 国道175号田井南交差点(南より) 
老ノ口周辺より北 右に雌岡山
                  Google Map ストリートビューより 国道175号線 神出集落
老の口から東へ雌岡山の南山裾に広がる集落の中を抜け、どこかに登り口はないかと原付を走らせる。
道の反対側下にはいくつかため池が点在する広大な田園地が広がっている。 
神出中学の下を抜けると雌岡山の山腹が道脇にせまり、大きな石の鳥居のある神出神社の参道横に出る。
ここから雌岡山の山頂にある神出神社まで、舗装された参詣道が山を登ってゆく。 ここから山へ登れる。
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神出中学東門にある
子午線標識
 雌岡山の登り口 神出神社石の鳥居前
鳥居前にある雌岡山の案内板
 
山が小さいので国土地理院の地図では 様子がよく判らなかったのですが、すぐ横に雌岡山の案内板があり、雌岡山はよく整備された公園になっていて、神出神社のある雌岡山頂上まで車で登れ、
またしっかりした直登の参詣道があることが分かった。
そのまま車道を登るのも芸がないし、20分も登れば頂上まで行けそう。 
「カタクリの自生地」の位置を探すことも考えて、鳥居の横の道脇に原付を止めて歩いてゆく。
山腹を斜めに登る参詣道を少し上ると 直角に頂上へ向かって直登の道が切り開き道が斜めにクロス。道脇に神出神社まで400m反対側100mほど行くと子午線標識の標識が立っている。
先ほど通過した神出中学の東門から子午線上をまっすぐ神出神社・雌岡山山頂へ登る直登の参詣道である。
(来る時見過ごしていましたが、
    神出中学東門の所の丘に子午線標識がありました)
子午線上を直登の神出神社参詣道 2011.3.11.
鉄分を含む赤土で赤い参道

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1104kande20.htm   2011.4.5.  by  Mutsu Nakanishi