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〔写真アルバム   陽だまりハイク〕  
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     ほのぼの鉄道 福井 えちぜん鉄道 と 雪を戴く白山連峰 2009.4.3.

 

1. ほのぼの電車 えちぜん鉄道 永平寺勝山線 車中で    0905echizen01.htm

                   
列車内にただよう ほのぼのとした暖かさにびっくり 
電車が出発すると乗務する若い女性アテンダントが次々と乗客に声をかけ、切符を確認してゆく。 
それが お年寄から赤ちゃんまで 本当にみんなに一言づつ 笑顔で声を掛けてゆく。実に自然である。
永平寺のセット切符をみせると、
「永平寺口駅のすぐ出た所に路線バスもいるが、えちぜん鉄道のシャ トルバスが待っている。 
  帰りもそのバスで・・・・」と永平寺の案内パンフ シャトルバスの時刻表 のりば案内図なども持ってきてくれる。
「永平寺へ行きますが、その後白山見たいのですが、今日は見えましたか・・・・」と聞くと
「今日 は素晴らしい白山 お奨めです」と。
「永平寺口から 乗り継いで、さらに勝山方面 小舟渡駅か次の保田駅辺りが良い」と教えてくれる。

一辺にファンに。お年寄りの前では腰を低くして同じ高さの目線で話しかけ。
乗降するお年寄りにも 本当にゆっくり と・・・・・・。

ある駅で杖をついていたお年寄が乗車してきたのですが、入口のすぐ横の席に座っていた若者がすぐ立って席を譲りました。それを離れてアテンダントが観ていたのでしょうか  そっと若者に近づいて小声で「ありがとう」と。

車内アナウスの本当に極めのこまかい接続案内にも驚きました。 
病院への接続バスの時間・乗り方と実に地域密着の乗車している人のためのアナウスである。
電車が空いていからと言う事もありますが、観光客 地域の人 どちらも 笑顔の電車でした。

えちぜん鉄道の車内と女性アテンダント  2009.4.3  ( 中央の写真はインターネットより  ) 
話が前後するのですが、九頭竜川本流と白山を眺める保田駅周辺をwalkしての帰路
車窓からの九頭竜川の流れにデジカメを向けているのを観られたのか、「いい写真撮れましたか?」と声をかけてくれる。
「白山がきれいでした。出来れば、このまま 電車を乗り継いで三国港まで行きたいのですが・・・・・。」と
永平寺口までの切符の発行と共に案内を請う。

すぐに時刻表を調べてきてくれて、「三国港まで乗継いで1時間ちょっとで行けますが、大阪まで帰ることを考えるとほとんど三国周辺歩けないですね」と。本当に乗客の身になっての丁寧な対応。

また、自動改札口はありませんでしたが、電車は明るく清潔 
本当に観やすい車内案内の大きなTVモニターが車内数箇所に付けられるなど、老朽化した地方鉄道のイメージはない。
こんな光景とサービスが出来るのも電車が上り下り共に30分に1本全時間帯に確保されていて、公共交通の役割を果たしているからだと見えました。
バスもそうですが、乗りたくなる電車は やっぱりどの時間帯も30分間隔程度で確保されていないと人の流れが出来ないとつくづく思う。 駅前衰退改善の話を良く耳にするが、この電車・バスの本数確保からの論議がないのが実効があがらぬ理 由ではないかと・・・・・・。  

以前 えちぜん鉄道の女性アテンダント乗務のドキュメントを見たことがありましたが、
今もその取り組みが展開され、多くの乗客で明るい雰囲気で繁盛していました。 
本当にうれしくなった電車。 ほかのJRや公共サービスにこんな目線があれ ば・・・・・・と。
電車やバスでは 最初に30分に1本程度の本数が全時間帯に確保することを抜いた取組では 効果な し。
でも このことに気が付いていない取組がどれほど多いか・・・・。 地方の駅に降り立って感じるわびしさです。
最近 過疎地でのスパーがセンター病院のすぐ隣に店舗を構え、頻繁に巡回パスを走らす取り組みで成果をあげているとTVが報じていました。また、以前訪れ たアメリカアトランタの地下鉄と住宅地を結ぶ住民バスも ヨーロッパの市街地の路面バスもやっぱり 同じ目線に見えました。
公共交通・公共機関に考えさせられたえちぜん鉄道の素晴らしい取組でした。


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0905echizen01.htm  2009.5.5.  by Mutsu Nakanishi